親鸞について
五木寛之さんが小説「親鸞」を出版した頃、4,5年くらい前から自分は親鸞の思想に興味を持ち始めました。
「親鸞」を読んでみれば?
そう勧めてくれたのは、般若心経を教えてくれた父でした。
親鸞については名前ぐらいしか知りませんでした。
親鸞は言わずと知れた浄土真宗の開祖です。仏教を世俗に解体した破戒僧です。
当時、公然と言うのはタブーとされていた、妻帯をし、肉食をしていました。
仏教というのは、自然に対して自己を鍛錬するという自力の修行が第一にあるのだろうと思ってましたが、浄土教はまるで違います。親鸞に至っては、ほとんど真逆の「他力」という我が計らいにあらずという思想です。
本願他力
これは、素晴らしい思想です。
自分達のような煩悩具足の凡夫には、自分の力で修行や勉強をして悟りの境地や極楽浄土にいくなど、とうてい無理です。
ただ、阿弥陀如来の本願、第18願にがって、その名号を唱えるのみです。
何も特別な難しい修行をしなくてもいい、ただ、「南無阿弥陀仏」と弥陀の名号を唱えるだけで救われる。
そんなシンプルな「他力」の思想に心を奪われました。
これからも親鸞については書くと思いますが、今日はこの辺にしときます。