色即是空
症状が今みたいに安定せずにまだ重かった時に田舎の父がこれを読んでみればと送ってくれた本がありました。ひろさちやさんの「ひろさちやの般若心経」です。
般若心経とても短く日本で最もポピュラーなお経の一つです。
最初は(その当時、症状が重かったのもあって)こんな仏教の本なんか読みたくないよとその辺に置きっ放しにしていましたが、
何かのタイミングで少し読んでみると興味深い内容でした。
あまり難しいことは理解出来ませんでしたが、なるほど父が進めた理由がわかったような気がしました。
色即是空 空即是色
聞いたことのあるフレーズでしたが、それまで意味は知りませんでした。
(あるものはないし、ないものはある。)それまでの自分の頭にあった妄想や幻聴と比べて考えると、これは面白い発想だなと思いました。
(自分が思ってる妄想、幻聴はあると思えばあるし、ないと思えばない。)
不思議な呪文の様に、パニックになった時に
色即是空 空即是色
と唱えると心がすーとして落ち着きました。統合失調症の患者さんに般若心経を試してみるのはありなのかなあと思いました。